上げ続ける株はありません

割と堅調に推移してきた2017年の株式市場とは打って変わって、2018年は2月になってかなりの乱高下、そして下落を見せてくれていますね。

一部では暴落の始まりと騒がれているようですが、長い間株式市場に身を置く立場としては「まぁそんなこともありますよね」としか思えません。

というのも、上げ続ける株は基本的には無いからです。


5年や10年チャートを見れば分かりますが、大まかに見れば右肩上がりであってもその間に微妙な下げ局面が見受けられます。

これはいわゆる「利益確定」「調整」と呼ばれるもので、ある程度利益を計上した機関投資家個人投資家が現金確保のために売却していくわけです。

もちろん空売りを専門に行っている筋もいますので、そこに乗じて大きく利益を出そうと下落を誘ったりもします。

そうこうしながら、ジワリジワリと上がっていくようになるわけですね。

ですので、多少下がったからと言って大騒ぎするのは愚の骨頂と言えるでしょう。

今は耐え時と身を屈めながら、ジックリと春が来るのを待つのが健全な株式投資の姿です。

長い目で見れば、いつの間にか資産は増えているのですから。